遺伝子オンで生きる
遺伝子オンで生きる
がん患者に落語きかせたら「免疫力が上がった」との報告から、糖尿病患者をつかって、笑いとの実験。結果血糖値がさがるデーターがでました。
笑いがよい遺伝子にスイッチオンをしよい影響をあたえるようです。
「世界一受けたい授業」のバイオテクノロジー世界的権威者村上和雄博士の語る世界に心酔し、安堵の気持ちをいだきました。
こころの持ち方でDNAは変わる。
第1章 遺伝子オンで人は変わる
○よい思いがよい遺伝子のスイッチをオンにし、悪い思いは悪い遺伝子のスイッチをオンにする。
○ストレスにはネガティブ、ストレスとポジティブ、ストレスがある。ネガティブ、ストレスは悪い遺伝子をオンにしポジティブ、ストレスはいい遺伝子をオンにする。
○ネガティブに受け止めざるをえないようなストレスでも、心の持ち方ひとつでポジティブに転換することも可能である。
○塗炭のくるしみを乗り越えた時、ネガティブな心理がポジティブに変わる。そのとき、いい遺伝子がオンになる。
○極端に食を断つと生命に危険を及ぼす。そのような状態になると、生命を維持しようと、いままで眠っていた遺伝子がオンになって働きだす。
○赤ちゃんのエンジェルスマイルにお母さんがにっこり反応しないといけない。そうしないと成長過程で重大な欠陥がでてくる可能性がある。
○糖尿病患者は薬や食事制限、運動など努力して血糖値を下げているが、笑うことだけで、相当の血糖値の上昇を抑制できる。
第2章 どうすれば遺伝子オンになるか
○環境を変えれば遺伝子のスイッチ、オンへもっていける。スイッチ、オンのためには環境の善し悪しよりも「変える」ことが重要である。
○生命が危険にさらされろような困った境遇におかれると、遺伝子は生命維持の方向へ遺伝子をオンにする。
○遺伝子オンに愛も有効である。愛情がよい方向へむいているなら、いい遺伝子がオンになる。
○祈りも遺伝子オンに効果的である。自分が祈るだけでなく、他人に祈られても効果がある。
第3章 遺伝子オンで生きている人たち
○遺伝子は天才も凡人も99,9%は同じである。同時にすべての人の遺伝子は、ごくわずかだが違ったところももっている。その違った部分でいいところを伸ばしていけば、必ず「自分を生かす」ことができる。
○病気は悪い遺伝子がオンになった状態、あるいはいい遺伝子がオフになってしまった状態としてとらえることができる。
○喫煙が体に悪い悪いと気に病みがら吸うのと「これがないとストレスがたまって生きていけないのだ。肺さん、許してください」と語りかけるのとでは、体の反応は違ってくる。
○いい遺伝子をオンにするには、「いつもイキイキワクワクと考え、生きること」。これだけをめざせばいい。
第4章 遺伝子オンと心のかかわり方
○地球上の約60億人の一人ひとりの細胞から遺伝子情報を全部集めて一つにまとめても、米粒一つの重さにしかならない。遺伝子の世界はそれくらいミクロである。
○科学というものを、絶対的な真理と思うのは行きすぎである。なぜなら、科学はつねに「条件」がついてくるからだ。
○祈りはそばで祈っても効く。自分が祈っても効く。遠くから祈って、当人が祈られているのを知らなくても効く。
○祈りは2つある。1つは大自然やサムシング、グレートにたいする感謝の祈りや他人に対する愛や誠に満ちあふれた祈り。もう1つは自己中心的な、金儲けの手段に使われるような祈り。この2つの祈りの効果は違う。
○薬を服用するとき「副作用が心配だ」などとネガティブな感情にとらわれず、飲むのなら信じて飲むことである。
(遺伝子オンで生きる 村上和雄著より)
|